映画や写真や絵を観るのが大好きで、それに対して今よりもずっとずっと貪欲だった高校時代。
アーヴィング・クロウが撮ったベティ・ペイジのサイレントフィルムの上映会に足を運んだり(こういった内容のものは大概、ギャラリーでのビデオ上映だったりしたので、狭い場所に座席数は10席程度、しかもパイプ椅子)、
バイト代をはたいてジョン・ウィリーの『グウェンドリン』や、ギド・クレパクスの『O嬢』『ヴァレンティーナ』をコレクションしたり。
そういった古いものと同時に、リチャード・カーンの写真や、ピエール・エ・ジルがニナ・ハーゲンを撮った作品(ニナのCDのジャケットになっています)などの色彩の強い、SMテイストが感じられるものにも胸をときめかせていた娘時代。
私のSMへの関心は、完全にヴィジュアル先行でした。
フェティッシュなものこそ総て。
自己分析すると、きっと私の根本はサディストではありません。
かといって、短絡的にマゾヒストと思われるのも不本意ですが。
「子供の頃からいじめっ子で、そのままSM嬢になりました。真性Sです。」なんて豪語するよなクチじゃ無いし。
私のSMはファンタジー。
脳が9割。
ヤンキー(米国人に対する蔑称の意のそれでは無く、不良的な方々を指す言葉として今は使わせていただきます)的なド根性SMには一切興味がありません。
私の愛する世界を自己表現出来るSMプレイ。
随分エロティック。
カタカナが多い文章になってしまいました。