SM道具の整理に引き続き、今度はSM資料整理です。
自分がグラビアやらプレイグラビアやら対談やらで掲載されているSM雑誌を整理していると、ありゃりゃ、なつかしいモノが色々と出てくるのです。
SMクラブにデビューしたての頃の宣材写真。
それを見て思わず「し…昭和!?」と自分のデビュー年を指折り数えてしまいました。
だってこの質感ですよ。モノクロだし。
アングラ時代の李礼仙ばりのメイクです。
残念ながら顔面騎乗されているマゾは唐十郎では御座いません。
否、否。
昭和天皇崩御前の記憶を辿ると、その頃まだ私はランドセルを背負っていた筈です。
時は平成なれど、こんな空気の写真の仕上がり。
時代錯誤なSMテイスト、嫌いじゃないです。
むしろ大好物。
90年代以降のクラブカルチャー的SM解釈も楽しそうで良いなぁと思いますが(キンキーなフェティッシュパーティーだとか、シャレた舶来コスチュームだとか)、昭和日本のSMが私を形成しています。
以前、セーラー服でSMをした時は『池玲子のコスプレ!』と思い、70年代の東映映画オマージュSMと化しました。
私は自分の見てくれが割と好きです。
大和顔も、長くない足も、安産型といわれる重量感のある尻も、必要以上に太い太腿も、黒い髪も。
イーディやらトゥイギーなパツキンの小枝ちゃんを目指していた十代の頃は、自分の持つそれら全てが嫌いだったのですが。
昭和は遠くなりにけり。
が、私自身が昭和の象徴かのような女なのです。
そして話は写真整理へと戻る。
宣材写真を年代別に見てみると、年の経過とともにアングラ臭が薄まっていくのです。
デビューから1年もすると『万人受け』なんて意識しちゃって。あーイヤらし、我ながら。
ソフトフォーカスでにっこり『優しいオネーサン』風に微笑んだりしちゃってるよ、この人。
万人になんて受けなくて良いです。
一部の好事家受け、上等!
とんとご無沙汰しているアルファイン(ココも昭和臭プンップンですな)あたりで、SMがしたくなってきました。
聖水なんてキレイなモンじゃなく、『風呂場で小便をブッかける』ような調教。
さて、写真や雑誌の整理は終わり、ついにコスチューム整理に突入です。
きっと次の日記は『コスにまつわるあれこれ』がテーマになる事必至。