餌は私が咀嚼した食物と、私の聖水。
そんなプレイをした後に、実際に犬を飼っている友人の家に遊びに行ったのよ。
人間の男が扮するマゾ犬ではなく、本物のお犬様。
が、その犬のHくんがとにかく犬らしい犬で、我々が食事をしていると『じ~~~』っと見つめ、おねだりをしてくる。
我々の会話を聞き、チラチラとコチラの様子をうかがう。
私の股や足のニオイにやたらと反応し、ペロペロと舐めてくる。
(まさか…臭かったのかしら!?)
マゾそのものじゃないの!
友人が「オヤツあげてみる?」と言うので、思わず自分の口の中のパウンドケーキを掌に吐き出そうとして『あ、本物の犬のオヤツはコレじゃなかったわ』と気付き、彼にホネッコを差し出したのでした。